在来木造のメリットであるコスト優位性を活かすために、構造計画を優先しグリッドにフレームを配置しながら大空間をつくり、中央にも構造フレームを配置しています。
中央に表れた構造フレームをデザインとして取り込むことで木構造を意識させ環境にやさしく働きやすい空間を実現しています。さらにインテリアも温かみのある木造建築らしいものに仕上がっています。
当初の目的であったコストと工期は予定通りに納まり、木構造の可能性を広げることに成功しました。

photo by Daijirou Okada