PROJECTわたしたちのプロジェクト

STANDZ京都二条

地下鉄「二条」駅から徒歩圏内に位置する、共同住宅の新築プロジェクトです。
歴史と都市性が混在するエリアで、ホテルライクなデザインと快適な住まいの両立を目指しました。
計画当初は別案で進めていましたが、敷地内から遺跡が発見されたため、遺構を保全しながら再計画を行う必要が生じました。当初と同じ住戸数・面積を確保するため、構造担当者と協議しながら杭の形状や地中梁の位置を調整し、さらに埋蔵文化財担当者との協議を重ねた結果、現在のプランに至りました。
外観はRC打ち放し仕上げとし、水平ラインを強調し、基壇部、頂部にラインに照明を取り入れたことで夜間の視認性をさらに高めました。
アプローチには遺跡が出たこともあり、版築風の左官壁をアクセントに取り入れました。
エントランスには外部で使用したグリーンを内部にも使用し、外部と内部の統一感を与えています。
屋上からは「五山の送り火」の大文字や京都市内が一望できるため、単なる設備スペースとせずに、景観に配慮した色の人工芝と木目調の長尺シートを敷いたスペースを設けました。
住戸は機能性を重視した間取りとしながら、眺望を生かした空間を実現しました。プランは 1DK・1LDK・2LDK の構成とし、タイプごとに内装デザインを変えることで、それぞれに個性を持たせています。
Aタイプ:コーナー部に小上がりの畳スペースを設け、コーナーの壁をガラス張りとすることで、景色を楽しめる開放的な空間としました。
Bタイプ:洗面スペースに、洗面台と一体化した化粧スペースを計画しました。拡大鏡を設置することで、ゆとりのある使いやすい洗面空間を実現しています。
Cタイプ:LDKにはアイランドキッチンを採用し、キッチンが主役となるレイアウトとしました。南側の窓からは千本通りを一望でき、上層階では京都タワーも望める眺望の良い住戸です。
Dタイプ:LDKでは、キッチンとデスクカウンターをL型に一体化しました。広々としたキッチンとしても、ワークデスクとしても使える、フレキシブルな空間としました。
Eタイプ:他のタイプに比べて室内はコンパクトですが、広めのバルコニーを設け、通路側にはガラスパーテーションを設置することで、半屋外のような心地よい空間をつくりました。
Fタイプ:キッチン裏のパントリーから続く長い収納を計画し、その突き当たりにワークスペースを配置しました。収納だけでなくデスクを設けることで、遊び心のある空間としています。
共用廊下の壁には落ち着いた色味のクロスを採用し、床材は中央にタイルカーペット、その周囲をフローリング仕上げとすることで、ホテルライクな空間としました。さらに最上階は下階とはデザインを変え、折り上げ天井を採用するとともに、タイルカーペットを赤色とすることで、よりプレミアム感のある空間としています。


photo by Daijirou Okada


 

規  模
RC造 7階建
設計期間
2023.12 - 2025.12
施工期間
2025.12 - 2026.01
敷地面積
300 m²
延床面積
1,648 m²
U R L
https://mfhl.mitsui-chintai.co.jp/kansai/standz_kyoto_nijo/