PROJECTわたしたちのプロジェクト

朱雀 K’s bldg

あそびを商うおもちゃ屋さんの顔

当計画は、古くから営まれてきた玩具店の建屋老朽化に伴い、店舗増床と賃貸エリアの新設、オーナー住居の増床を軸とした建替え計画です。
千本三条という新旧が混在した比較的自由な空気感と、玩具店という遊びを商売とする点を鑑みて、ファザードイメージに「動き」と「シンボリック性」を付加しました。具体的には各階に設けた茶色の水平ラインとライン間にランダムに配置した開口部により「あそび」が感じられる外観デザインです。
また京都には珍しく斜めに伸びる後院通に面することから、建物形状を工夫することで、道路からの視認面積を最大限確保しています。
内部では、縦動線の配置からメインエントランスは細長い形状となるため、間接照明と木目調のラインを中心とした上質な空間を目指しました。
また、外部サッシをスラブ間に取り付けているため、5Fリビングルームは床から天井までの開口部により、非常に開放的な空間となっています。
古くから親しまれてきたオーナー様の店が街の子供たちの笑顔と共に、新たな時を刻んでいくことが最大のテーマです。


photo by Daijirou Okada

規  模
S造 5階建
設計期間
2013.03 - 2013.08
施工期間
2013.10 - 2014.06
敷地面積
307 m²
延床面積
1,157 m²
U R L
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