PROJECTわたしたちのプロジェクト

京都近江屋ビル

自社ビルの機能を合理化し、
新たな価値を生む商業ビルとして再生

烏丸五条にある着物卸問屋の自社ビルを商業ビルとして再生するプロジェクトです。
昭和49年に建てられた建物が抱える耐震性やアスベスト等の課題に加え、ビルの半分は自社としての機能を残すこと、営業を続けながらの工事を進めることが求められました。
建物の機能構成は上層階に自社機能を集約し、下層階は貸テナントとして収益性を付加しています。
地下鉄烏丸線の出入り口に隣接した立地を活かし、1階に路面店となるテナントを誘致することでエリアに賑わいをもたらすファサードをつくります。
地下は従業員の方とテナント利用者が共用で使えるセミナールームとしており、暗くて湿気の多い地下を快適な空間とするために、1階の床を撤去しエントランスホールと繋がった吹抜け空間とすることで、自然の風が通るようにしました。
吹抜けには階段を新設し利便性を高め、2層分の高さがある壁面には特注の信楽焼タイルを貼り、和装にみられる染めのグラデーションを表現した重厚感のあるデザインとし、豊かな交流の場へ再生しました。


photo by Daijirou Okada



BEFORE

AFTER

規  模
SRC造 地下1階 地上7階建
設計期間
2021.01 - 2021.06
施工期間
2021.07 - 2022.03
敷地面積
987 m²
延床面積
4,812 m²
U R L
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