京都市内にある住宅のリノベーションです。
元々は一戸建てに二世帯で住まれていましたが、生活環境の変化を機に、部分共有型の二世帯住宅としてリノベーションすることとなりました。
ゆとりが少ない間取りでしたが、スケルトンにして、再度生活しやすいように構成していきました。
完全分離型にはせず、外部からの玄関は共有とし、中に入ってから1階と2階にそれぞれの玄関を設けました。
1階のリビングは天井高を2.4mとし、高くできる箇所をさらに高くすることで、開放的な空間としました。また、勉強机を置くことで家族とコミュニケーションがとれる場所となり、安心感を与えます。
2階は、玄関に入るとプライベートエリア、パブリックエリアで分かれるように、ゾーン分けしています。
パブリックエリアには、改修前は目立たない所にあったピアノを弾きやすい場所へ移動させ、ピアノが主役となるリビングを提案しました。

photo by Daijirou Okada