PROJECTわたしたちのプロジェクト
CLUSTAR BLDG.
明治26年創業の帯屋の本社ビルを、共同住宅へ
施主要望である付加価値のあるエントランス空間と住人同士の交流が生まれる共用庭の実現を試みました。
エントランスホールには帯飾りや季節の花などを装飾できるよう落ち着きのあるラウンジと、美術書や骨董品を飾るためのライブラリーを計画し、ホテルのような上質な空間を演出しています。
エントランスの壁は和を基調とした素材感のあるタイル貼り、床は天然石とカーペットで仕上げ、温かい雰囲気で入居者を迎えます。
住戸は、床に栗の無垢フローリングを使用し、あえて仕切らない自由度の高い間取を計画しました。
外部の主役となる共用庭は家庭菜園ができる土の庭と、住人同士や周辺住人との交流の場として芝の庭を配置し、隣地建物の目隠しを兼ねてシマネトリコを植樹しました。
ハード面である建物の価値を高めると共に、共用庭から新たな交流が生まれるようソフト面も充実させることのできる計画としました。
Photo by Daijirou Okada
BEFORE
AFTER
- 規 模
- RC造地上3階建
- 設計期間
- 2012.07 - 2013.01
- 施工期間
- 2013.07 - 2013.10
- 敷地面積
- 344 m²
- 延床面積
- 590 m²