SOLUTIONわたしたちの解決方法

金属の衣を軽やかにまとわせるデザイン性と快適性の両立

WADA Bldg(ワダビル)


BACKGROUND

賃貸マンションの建物が老朽化し、オーナーは自社のオフィスをメインの用途とするビルに、建て替えるつもりでおられました。 ところが、都市計画が変更され用途地域も変わっており、建て替えると建物の規模が半分になることがわかったのです。これでは必要な規模を確保できないということで、当社のリノベーションを選択されました。

INSPIRATION

オーナーからの要望は、たった一つ、「かっこいい建物に」とのことでした。もともと賃貸マンションとして建てられていたため、建物の周りにはバルコニーがあり、見た目を損なう原因となっていました。 そこで、バルコニーの手すりは大胆にカットすることに。スラブ(鉄筋コンクリートの床板)は残して、パンチングメタル(孔(あな)のあるスチールパネル)を、上下階をつなぐように張りました。建物が金属の衣をまとっているように、大きくイメージチェンジさせました。

TECHNIQUE

金属の衣の内側には、窓ぎわにあたる所に新たな空間もでき、「1粒で2度以上おいしくなるような設計」としています。この空間は、植栽をしたり、いすを置いたりなど、安らぎやくつろぎのために自由に活用していただけたらと考えました。 パンチングメタルを採用したもう一つの理由は、太陽光をほどよく内部に取り込めることです。視界を妨げず、視線を遮断することもでき、オフィスでは快適に落ち着いて仕事をしていただけます。ツタを這わせるなどして、素敵な空間や景色をつくることも想定しました。パンチングメタルは耐震補強の面でも、荷重を低減することができています。

バルコニーゾーン

また、マンションからオフィスへと主な用途が変わるということで、プランについても工夫をしています。以前はマンションの建物の一部を自社のオフィスとされていたため、非常に使い勝手の悪い環境でした。 オフィスの従業員や最上階のマンション部分の居住者など多くの人々が出入りしやすいよう、これまでは建物の脇にあった出入口を正面に移動させました。その正面玄関を入ってすぐ右手にエレベータも設けました。

EFFECT

オフィスのビルはその企業の顔です。かっこよくて快適な建物に生まれ変わり、従業員の仕事へのモチベーションが高まったとオーナーからお話しをいただきました。先代が建てられた建物を壊さずに活かすことができ、オーナーのお母様も喜んでくださっていたそうです。